過食嘔吐は治るのか。

治ります。

治らないわけがないじゃありませんか。

あなたは「治したい」と思ってるんですよね。それが「ほんとうのあなた」の強い思いなんですよね。

ほんとうは、時間やお金をもっと別のこと、趣味を楽しんだり何かのスキルを学んだり、人と交流したり、自分を幸せにするようなことに使いたいですよね。

「もうぜったいにやめる」と誓った自分を自分で裏切って、絶望的な気分を味わいながら、人生を少しずつ破壊している恐怖感を持ちながら、食物を詰め込み、詰め込み、胃がはちきれそうになるまで詰め込んで、そして吐きだす。

こんなことが、こんなバグった毎日が、ずっとこれからも延々とあなたの人生が終わるまで続いていく・・なんてそんなはずはないじゃありませんか。

あなたは、自分がなぜこんなことしてるのか、わかりますか。
なぜ、今、やめられないか、わかりますか。

私の場合は、
太るのが怖かった。細身の洋服がするりと入る細い体でいたかった。
太るのが怖いから食べるのも怖くて拒食、そして反動で過食・・のループでした。

拒食してるから文字通り堰を切ったように食べる、というものありますが、もともとが食いしん坊でしたから、甘いものや普段禁じているものを一気に、大量に食べることはゾクゾクするような快感があって、そして食べているときは寂しさ悲しさも忘れられる。
吐き出してしまえば虚脱感、虚無感、だけどこれでチャラだ太らないですむ、という、うっすら安心感もありました。

これが私の、何年もやめられなかった理由です。

でも、これは浅いところの理由です。

あなたは、深いところの理由をじっくり考えたことはありますか。

なぜ太ることが恐怖なのか。

依存症は、なってしまったらもはや理屈じゃない、というのも確かにあります。
病気、といわれるところはそこですね。

今はもう、ちょっとくらい太ったってかまわないと思ってる、スタイルなんてそこまで重要でないことも、お金や時間や食べ物がもったいないことも、体を痛めることも、じゅうぶんわかってる・・頭では。
だけど
太ったら醜くなって周りからの評価が落ちて、愛されなくなる、尊重されなくなる。周りから「あの人はちょっと太い」と思われたりするのは、人生をいっとき止めてでも避けなければならない、と固く思い込んでいる何かが、あなたの中にありませんか。

あなたは、不安がりの怖がりの繊細なところと、やると決めたらとことんやるという,
とても頑張るところがありませんでしたか。

あなたは、お父さんのことはあまり好きではないか関係が薄くて、お母さんに認めてもらいたいという気持ちの強い子ではなかったですか。

摂食障害になる人に、上のような人が多いのはなぜでしょうね。

治りますよ。
ほんとうにわかったら治ります。頭でわかってることを体でもわかったら、治ります。

ちょっとぶり返すこともありますが、まるでもつれた糸がほどけるみたいな治り方をすることもあります。

それを少しでも早めるお手伝いをしようと私は思っています。

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