人間関係、愛情問題、喪失体験、思わぬアクシデント、病気、痛恨のミス・・

人生をしていたら、だれでもいろいろな心痛の経験をします。

だけど精神疾患の辛さは別格です。

ずっといじめられているような、ずっと失恋したてのような、といってもまだ甘いかもしれません。

そして依存症も「精神疾患」ということになっていますね。
(「依存症」ってあらためてみるとなんだか変なことばです)

アルコールやニコチンなどの物質への依存はなんとなくわかりやすいですが、買い物とかギャンブルとか過食嘔吐とか、別れた方が身のためだとわかっているような恋人につい会うとか、そういった意志に反する行動を取っている「行動への依存」の方は、ちょっと理解に苦しみますよね。

したくてしてるわけじゃない、とか意味わかんないですよね。
したくないならしなきゃいいだけですからね。

でも、仕事や人間関係やお金、時間・・大切なものを全部犠牲にしてる、このままだと人生やばい、ってことを本人もよくわかっていて、ほんとうにものすごく辛いと思っている、なのにしてしまう、これはもう意志の力ではどうしようもないらしい、自己のコントロールが利かないんだ、ということで「病気」というわけなんですよね。

だけど、お医者さんに出してもらったお薬のんで治るような「病」じゃないです。

「心が不調な状態」なんです。
それは決して本人の心がけや性格や意志の弱さのせいじゃありません。
そうなる理由があったんです。
そして、乱れたものはまた整えることはできます。
人間は、本来の自己成長プランの軌道へ戻そうとする力が必ずあります。

依存症を治す第一歩として、そこをしっかり信じられるようにするところからと私は思っています。

それには、自己不信の悪循環になっているいまの環境をいったん離れて、大自然に身をゆだねて、体(自然)の感覚に立ち返る、というところからやっていくのが、よいのです。

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